崖っぷちからはい上がった福田礼佳(23=栃木)が、今年3月向日町以来、5カ月ぶりに決勝行きを決めた。

初日6着で迎えた予2は、梅川風子に突っ張られた吉岡詩織に割り込まれながらも3番手を死守。そのまま食い下がって3着に滑り込んだ。決勝7番目の椅子をつかみ「梅川さんがカマシだったらきつかったですね。乗れて良かったー」とニッコリ。「最近は自力も打てるようになって高知ではバックも取れたし、右肩上がりです」と胸を張った。

前期はわずか0・01点差で代謝を免れていた、現役続行となった今期は時に大駆けも見せ、競輪選手としての存在感が出てきた。久々の決勝でどう立ち回るか注目だ。