清水裕友(24=山口)が大会連覇を達成した。G3優勝は1月立川以来で通算3度目。表彰式では地元ファンから熱い「裕友」コールが沸き上がった。

打鐘前に単騎の三谷竜生が一気にカマした。前受けから後方に下げていた清水にとっては苦しい展開となったが打鐘4角から猛然と反撃開始。2角過ぎには郡司浩平に猛ブロックされたが、根性で乗り越えて先頭でゴールを駆け抜けた。「地元じゃなかったら郡司さんの一発で諦めてました。原田(研太朗)さんに抜かれて2着と思った。ファンの声援のおかげです」。

獲得賞金で2年連続のKEIRINグランプリ出場も確実だが「今年の目標はG1を取ること。競輪祭に向けて弾みがつく優勝でした」。長州の若武者は、さらに前を向いて戦い続ける。【井上和久】