決勝戦の枠番抽選は、あみだ式で行われた。

抽選順1位の毒島誠から1人ずつ、ボードに目隠しされた艇番を貼り付け、あみだ線をプラスアルファで1本ずつ加えた。その後、毒島から、あみだが自動で色付けされ、目隠しをはがすと毒島は2号艇に決定した。

続く瓜生正義は4号艇、3番目の吉川元浩は何と6号艇を引き、うなだれる吉川を隣の瓜生が慰めた。吉川は「宿舎に帰ってモチベーションを上げるわ」と苦笑いした。

4番目の長田は5号艇に肩を落とし、残る2人のどちらかが1号艇となった。

5番目の柳沢一に3号艇が出た瞬間、1号艇ゲットの田村隆信から微妙な笑みがもれた。「待っている身だったので…。こういうこと(残り福)は昔のグランプリの時にもあったから。勝つ確率は、やっぱり1枠の方が高いからね」。記念すべき新設プレミアムG1制覇へ、最高の流れがめぐってきた。