師走の大一番、SG住之江グランプリ(GP)とプレミアムG1徳山クイーンズクライマックス(QC)の出場者が出そろった。連載「ROAD TO グランプリ&クイーンズクライマックス」でGP18人、QC12人の全出場選手を紹介していく。

<馬場貴也(35=滋賀)賞金9位>

昨年は芦屋チャレンジカップでSG初優勝を果たし、グランプリ(GP)初出場。今年は戸田クラシックで準優勝、児島ダービーでも優出3着するなどコンスタントに賞金を稼いで2年連続GP出場を決めた。「目標はクリアできたと思う。大きな舞台を走って自信になったし、成長の糧にもなった。経験を生かせてるし、去年と今年は全然違います」。12年1月のびわこでは日本レコードとなる1分42秒2の上がりタイムを記録した。ボート界最速の男がさらなる進化を遂げて、トライアル1stから頂点を目指す。

<今井美亜(29=福井)賞金9位>

桐生レディースチャレンジカップでのフライングは痛手だったが、それまでは事故なく走り続け、着実に賞金を積み重ねた。「今年はFをしないことと、クイーンズクライマックス出場を目標にやってきました。最後は切ってしまったけど、これは過去最高の無事故(笑い)」と大舞台への出場を喜んだ。徳山は優出こそ1回しかないが、5節連続で予選は突破している。「相性はいいと思います。自分は回すタイプなので、回らない徳山は思いっ切り調整ができる」と自信満々。レースも調整も攻めの姿勢で頂点まで駆け上がる。

※明日はGP&QC賞金8位