当地巧者で「江戸川鉄兵」と呼ばれる石渡鉄兵(45=東京)が、前半3Rを4カドまくりで制した。これで自らが持つ現役の当地最多勝利記録を区切りの「300」に伸ばした。当地参戦はオール3連対で優出(3着)も、未勝利だった1月一般戦以来。1着は昨年9月のG1準優までさかのぼり「今節こそは(1着を)取りたい、取りたいと焦っていた。勝ててホッとした」と表情を緩めた。

江戸川を施行する東京都六市競艇事業組合による表彰式では、選手仲間からも祝福された。そして「江戸川ではより気合が入るが、ここまで勝てたのはファンのおかげ。今後も後輩を引っ張っていきたい」とさらなる活躍を誓った。

後半12Rはイン逃げで連勝と、勝負駆けにも成功して勢いは増す。準優12Rはカド戦で、302勝目をつかむ構えだ。