大上卓人(30=広島)が4カドからコンマ08のトップスタートでまくり切り、通算10度目、G2以上で待望の初優勝を飾った。

この優勝で来年3月の福岡SGクラシック出場権利を手にした。

チルトを0・5度に跳ねて展示タイム6秒58。まさにいちかばちかの勝負仕様が吉と出た。3コース丸野一樹の抵抗を強引に振り切ってバック先頭。「優勝を取るなら、あれしかない」。その裏には金言があった。「木下(翔太)さんが話を通してくれて、野添(貴裕)さんにアドバイスをもらって伸びが来た。僕1人ではこの結果は出なかった」と大阪支部の2人に感謝しきりだった。

次節は24日からの尼崎。11月には常滑、津とG1周年が続き、結果次第ではSGグランプリシリーズ(12月15日~、平和島)出場が見えてくる。「1走1走、頑張っていく」と表情を引き締めた。