末永由楽(34=岡山)が勝負駆けを成功させた。3日目終了時点で得点率5・00。25位タイと苦しんでいたが予選ラストの4日目に1、2着とリズムを上げて、得点率6・14まで上昇。15位で予選を突破した。

前検から舟足には好感触を感じていたが、予選道中は試行錯誤が続いた。

「舟足は出足、伸び、回り足のすべてが普通です。乗り心地だけ◎を付けられるけど、ピット離れは△です。行き足が悪いのでスタートは無理をして行っている。自分の引き出しは全部開けた」と完調宣言はいまだ出ない。それでも相棒37号機は42・9%の複勝率だけに「もっと出ていいはず」と首をかしげる。

準優は11Rの5枠に座る。「コースはダッシュのほうがいい。“エンジンの悪さ”を信じて行く」と独特の表現で、健闘を誓った。