鵜飼菜穂子(61=愛知)が引退会見を行った。

-引退が頭をよぎったのはいつ頃か

鵜飼菜穂子(以下鵜飼) 父の介護を5年くらいしていたんですが、ボートレーサーって仕事が二の次になってしまったことです。

-昭和、平成、令和と走ってきて、一番印象に残っていることは

鵜飼 私は一走一走、一生懸命に走ってきたので、思い出のレースは? って、聞かれても、なかなか思いつかないですね。

-今後の予定は

鵜飼 JLCさんに声を掛けてもらったし、後輩からも勧められたんで考えようかな。パソコンを使う仕事もいいかな。何にもできないけど(笑い)。

-ファンに対してのメッセージを

鵜飼 私はファンに愛されるレーサーになるのが一番の目標でした。「鵜飼、頑張れ」って声援が一番の励みになりました。本当にありがとうございました。

-後輩の女子レーサーへのメッセージを

鵜飼 今の女子選手は目標が低過ぎると思います。ボートレースは男女が同じ土俵で戦える数少ないプロスポーツ。女子レースでそこそこ頑張るのではなく、「もっと上を目指そうよ」って言いたい。ガラスの天井を破ってほしいと思っています。