S級予選6Rは小川賢人(35=福岡)が吉田茂生を6番手からまくって、桑原亮と福岡ワンツーを決めた。

レースプランでは自力ライバルの吉田、佐伯辰哉の先行争いを誘うつもりが「もがき合うことなく、すんなり1列になって…」と6番手の窮地。それでも「早めに行って失敗することが多いから、落ち着いて仕掛けました」と巻き返しに成功した。後輩が増えて人の後ろを回ることも多くなったが「やっぱり、自力で勝てるとうれしいですね」と満足そうに笑った。準決は9月防府F1以来の決勝進出を狙う。