28日から開催予定だった松戸競輪(F2)は、27日までに同競輪場の警備従事者6人が新型コロナウイルスに感染したため中止となった。

場内への感染拡大の懸念に加え、東京都内や千葉県内、松戸市内などの感染状況、指定病院の受け入れ態勢などを考慮したもの。午前8時半に選手代表が集められ、同9時には全選手に中止が伝えられた。

同競輪場では23日に従事者1人が感染。選手宿舎や選手管理棟区域内の関係者と接触がなく、24~26日の開催を無観客で実施。今開催も無観客で行うと発表していた。松戸市公営競技事務所の金子実所長は「ここから感染が広まることがあってはならない、という判断。(来月10日から松戸で行われる)千葉G3についてはこれから千葉市さんと協議していく」とした。

初日特選メンバーの成清謙二郎は「最初に聞いたときは『えっ何で? 選手から感染者が出たの?』と思った。僕は地元なので走りたかったが、仕方がない、と思った選手も多かったんじゃないかな」とコメントした。