尾嶋一広(33=兵庫)が激戦の準優10Rを逃げ切った。鈴木幸夫(63=愛知)の前付けを許さず、80メートル起こしから価値のある白星だった。

「腹をくくって全速で行きました。このエンジンでよくしのげました」と笑みを浮かべていた。肝心の仕上がりは「行き足を重視して、行き足はいいですね。伸びられることもなかった。でも、回り過ぎていて2Mはターンになっていなかった。ただ、調整はこれで分かりました。しっかり乗れるようにしたい」と回り足を求めていく。優勝戦は3枠。進入で動きそうな選手もいるが「基本は枠なり。でも、カドも考えて臨機応変に行く」。コースは流動的になるが、地元連続Vに向けて気合を入れる。