チャレンジファイナルは117期の渡辺雅也(19=静岡)が番手確保から追い込んで優勝した。

打鐘から兼本将太が先頭に立ち、下井竜が追う展開に。最終ホームで下井が主導権を奪うと、後方から踏み上げた渡辺が番手にはまる。そして、直線できっちりかわしてVゴールを駆け抜けた。2着は前受けから俊敏な位置取りを見せた佐藤礼文、3着は下井が入った。3着までの3人は28日付でA級2班に特別昇班する。

渡辺は「父(渡辺晴智)から気合を入れて勝ってこいと言われていたので喜んでくれると思う。ただ、仁藤(秀)さんとワンツーを決められなかったのは残念です。当面の目標は、同門の長田龍拳より先にS級に上がることです」と満面の笑みを見せた。