高橋貢(49=伊勢崎)が5周3角で抜け出して、優勝。

飯塚将光さん(引退)に並ぶ史上28度目のG1最多タイ、通算208度目の優勝を飾った。2着に平田雅崇、3着は荒尾聡。1番人気の鈴木圭一郎は1度目のスタートで痛恨のフライング。2度目の発走で4着に終わった。

史上最多タイの28度目G1制覇。その感想を聞かれた高橋は、こう答えた。「最高ですね! 久々のG1優勝だしね」。

試走は3秒25の1番時計。「試走は(雨上がりで)手応えが分からなかったけど、タイムが出ていたしね。仕上がりは良かった。流れ込みも良くて、フレーム交換は正解だったかな。車が中へ向くし、曲がってくれた」。しっかり車の調整を合わせたことが勝因だった。

昨年、同世代の伊藤信夫が伊勢崎SGオートレースグランプリを制覇。「刺激をもらったし、今回も40歳代オーバーが多かった(優勝戦)し、こんな年齢の選手が頑張ると、また面白くなるだろうしね」。高橋自身も17年にSGオートGPを制覇したが、G1に限れば15年伊勢崎ムーンライトCC以来、久々のG1奪取。キャリアが裏付ける走りで、来月の地元G2レジェンドカップや、浜松SG全日本選抜に弾みがつく優勝だった。