「今年もっともっとボートレースを盛り上げたい!」。日刊スポーツ新聞社制定「第35回ボートレース年間三賞」表彰式が5日、東京・品川プリンスホテルで行われ、3年ぶり2回目の殊勲賞の峰竜太(35=佐賀)、初の敢闘賞の松田大志郎(33=福岡)、2年連続技能賞の毒島誠(37=群馬)、特別賞の今村豊氏(59)と平高奈菜(33=香川、欠席)に賞状、賞金が贈られた。

初の敢闘賞を受賞した松田大志郎は「賞には縁がないのかなと思っていたので、今回選んで頂き、すごい先輩方と肩を並べることができて光栄に思います」と周囲の顔ぶれに恐縮した。

毎走、真剣にレースと向き合い、連対数198回(1着128回、2着70回)を積み上げた。最多勝争いでは134勝の峰を猛追し、連対数では峰を、ぎりぎり1ポイント上回った。「一般戦が多かったので峰さんと比べものにならないですが、お客さんにたくさん貢献できたので、よく頑張ったと思います」と目を細めた。

昨年は優勝も7度挙げ、今年3月のSGクラシック(福岡)で、2年ぶりのSG出場も待つ。「僕なりに地道に頑張りたい。今回がたまたまと言われないように。また、この場に呼んで頂けるように」。殊勲、技能を含めた2年連続受賞へ。式典で「一生懸命に」を繰り返した職人肌が、今年も1走へ熱い情熱を注ぐ。