ともにうれしい区切りの勝利となった。2Rで打鐘前から先行した佐山寛明(33=奈良)と、最終3角で内を突いた明田春喜(39=北海道)が完全に並んでゴール。長い写真判定の末、1着同着となった。

今期S級に昇格したばかりの佐山はこれがG3初勝利で「打鐘まで来たら主導権は譲らないつもりだった。道中のペースとか反省点はあるが、勝てて良かった」と笑顔で振り返った。一方、3月10日に不惑を迎える明田も「これが30代最後のレースだったので勝ててうれしい。40代も同じように頑張りたい」と佐山を上回る満面の笑みだった。