2予6Rの内藤秀久(39=神奈川)が追い込みとして巧みな技術を見せた。

鐘後先行の大石剣士マークの内藤は、真後ろに入った山口拳矢をけん制して、なかなか仕掛けを許さない。最後も山口には追い込まれながら大石を3着に残し、南関コンビがそろって準決に勝ち上がった。スタート取りから作戦立案まで引き受けた内藤は「大石に伸び伸び駆けさせようと思った。1予で松井(宏佑)を残せなかった分までやろうと。1着は取れなかったけど、足の感じは悪くない」と満足そう。準決11Rで岩本俊介とタッグを組んで、昨年8月名古屋オールスター以来のビッグファイナルを狙う。