12R優勝戦は1枠の三浦敬太(33=東京)が逃げて、19年8月平和島以来、通算3度目の優勝を飾った。

強い追い風に渡辺英児の前付けもあり、決して楽なイン戦ではなかったが、コンマ02の際どいスタートを決めて押し切った。「風が強くて、スタートは正直分からなかった。入っていて良かった」と安堵(あんど)した。

今節は対岸に三浦敬太の横断幕だけが掲げられていた。「応援してくれている友人が送ってくれた物です。今日もスタンドから応援してくれていたと思うし、すごく励みになった。初優勝した時も送ってくれたし、これからは毎節送って欲しい(笑い)」と友へ感謝した。

昨年10月に大けがをし、約5カ月間の欠場。今節が復帰3節目だった。「けが明けで本調子ではないですけど、優勝ができてすごくうれしいです。これからも頑張ります」と今後の活躍を誓った。