地元の吉田一郎(53=長崎)が、逃げる浜本優一を道中で逆転して大村2連覇、今年初優勝を飾った。2着に浜本、3着に北村征嗣が入った。

6艇がゼロ台と激しいスリット合戦。吉田は1Mの差しが届かず、2番手だった。だが、2周2Mで浜本のターンが少し流れた隙を突き逆転。再逆転を狙った浜本を振り切ってゴールした。

相棒の11号機は、4月のG1ダイヤモンドカップで浜野谷憲吾が優勝した好素性機。序盤から、他の選手の目を引くほど直線は強力で、暑さや雨など天候にも左右されなかった。今節はゼロ台のスタートが7走中6度と、地の利も生かした。次節でこのエンジンは使い納め。最後は誰が手にするか、注目したい。