地元の坂本貴史(32=青森)が、7度目の挑戦で待望の地元G3初決勝に駒を進めた。嵯峨昇喜郎が駆ける展開を最終3角から番手まくりして1着。「前に(新山)響平の番手で決勝に行けなかった時に『もう地元の決勝は無理かな』と思ったので良かった」と目尻を下げた。

決勝は阿部拓真に前を託して戦う。「決勝に乗って終わりじゃなく、地元で優勝できるように」。19年に新山響平と兄の将史が兄弟ワンツーを決めて以来となる地元優勝を狙う。