神開一輝(28=福岡)がチャレンジ予選2Rで白星スタートを切った。まくりではあったが、ライン3人で上位独占する好内容だった。

選手養成所の在所成績は49位と上位ではなかったが、じわじわと力を付けてきた。きっかけの1つに7月富山の落車があった。「全身5カ所も骨折していたのに、父(神開将暢、69期)から『弱いから落車するんだ!』ってむちゃくちゃ怒られたんです。悔しさもあってやらなければと思いました」。気持ちを強くすることでマイナス要素をプラスに変えることができた。

準決3Rは点数上位の同期・渡口勝成と組まれた。「当てられる立場なのは分かっています。力を出し切るだけです」と、攻めに徹する覚悟はできている。