石井貴子(33=東京)が逃げ切りV(18年12月)もある得意バンクで好スタートを切った。

予1・7Rは正攻法から先制。真後ろの鈴木美教にかわされて2着惜敗も、逃げっぷりの良さは示した。「鈴木さんが後ろになるとは、びっくり。でも、最近は相手が誰とか気にしない。バンクの重さとか風の強さ、向きを考えて仕掛ける。そういう意味でも自分のレースはできた」と好リズムを感じ取った。

レース前には、今が旬の男の活躍ぶりに刺激されていた。20日に江戸川ボートでG1初制覇を飾った大池佑来(34=東京)とは、共通の知人に紹介され、他の東京の選手とともに交流がある。「大池さんがビッグレースで優勝って、スポーツ新聞で知りました。もう、うれしかったです。たまにグループライン(携帯電話)で連絡を取り合いますからね。今度はこっちがいい結果を残せるように頑張る」。やる気が倍増した石井が予2・7Rも果敢に仕掛けていく。