斉藤仁(44=東京)が5コースから鮮やかなまくり差しを決め、9月の尼崎以来、今年4度目の優勝を飾った。

レースは4カドから杉山貴博が強気にまくり、インの永井源が抵抗した間隙(かんげき)を見逃すことなく、斉藤がシャープにとらえた。

「杉山君に感謝です。あそこまでいい展開になるとは」とにっこり。今後に向けて「1走、1走頑張るだけですね。最近はケガで休むことが多くなっている。しっかり走って来年につなげたい」とクールに意気込みを口にする。次走は来月4日に開幕する三国周年。G1戦線での活躍が楽しみだ。