第12Rで優勝戦が行われた。1番人気の毒島誠(37=群馬)が逃げて8戦8勝の完全Vを果たした。通算62度目、今年は4度目。G1は通算12度目の優勝となった。2着は前本泰和、3着は杉山正樹が入った。

最終日は風がやや舞うコンディションで、気温は15度まで下がった。スタート展示は6枠新田雄史が動いて126・345の3対3。本番はピット離れで遅れた杉山正樹が、回り込む形でスローに動いた。しかし、新田らが抵抗して12364・5の5対1となった。コース取りに変化はあったが、毒島はインからコンマ11のトップスタートを決めて、難なく先マイ。8連勝の完全Vを決めた。「足は文句のつけどころがなかった。優勝がすごくうれしいです。結構、プレッシャーがかかったけど、勝てて良かったです」。特別競走(SG、プレミアムG1、G1、G2)における完全Vは、17年12月クイーンズクライマックスの遠藤エミ以来。予選を含めたパーフェクトVは、15年4月下関マスターズチャンピオンの今村豊さん(引退)以来となった。

2着争いは2コースから差した前本泰和が、杉山の追い上げを振り切り2着。3着は杉山が入った。

毒島は、この優勝で今年の獲得賞金は7900万円を超えて8位に上昇。12月住之江SGグランプリのトライアル2ndステージ出場へ、もうひと踏ん張りしたい。次節は、11月14日から丸亀のG1周年に出場予定となっている。

払戻金は2連単(1)-(2)220円、3連単は(1)(2)(4)730円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)