G1初参戦の常住蓮(21=佐賀)が、1RでG1初勝利を挙げた。

4枠の常住は、今村暢孝の前付けもあって5コース戦。4コースから握る郷原章平の展開に乗って抜け出した。

「2Mまでは気が抜けませんでした」と必死だった。レース直後には佐賀支部の先輩に囲まれての水神祭だった。「皆さんに『おめでとう』と言ってもらえました。めっちゃ、うれしいです」。あどけない表情から笑みがこぼれた。

欠場者が続出した影響で、B1級ながらG1初出場が決まったのは前検の2日前だった。

「びっくりしました。え? G1? と思いました」。その3走目で貴重な勝利になった。「食らいつくようなレースをしていきたい」。佐賀のホープが、今後も学びながら成長していく。