日刊スポーツ新聞社制定「第35回競輪年間三賞」は、新型コロナウイルス感染状況を考慮し、昨年に続いて表彰式を取りやめた。そこで、本紙評論家でおなじみの「ミスター競輪」こと中野浩一氏が、殊勲賞の古性優作(30=大阪)にリモートで受賞インタビューを実施した。

中野 殊勲賞を取りました。日刊三賞のイメージは?

古性 本当に強い選手がもらっているイメージしかない。僕がもらっていいのかなと思います(笑い)。

中野 歴史は長いからね。俺は殊勲賞はもらってないんだけど(笑い)。

古性 僕がもらっていいんですか?

中野 いいから選ばれたわけで…。昨年1年間のレースについての感想は?

古性 安定した成績を残せなかったと思う。G1やGPを優勝させていただいたりとか、節目で優勝させてもらったんですけど。安定した成績を残すことを今年の目標にしたいです。

中野 古性が考える、競輪選手の理想像は?

古性 村上(義弘)さんみたいな走りをすることはできないんですけど、見ている人が納得できるようなレースができたら。どういう形になっても…。

中野 どんな状況でも最後まで諦めない?

古性 もし9着だったとしても、買ってくれているファンの皆さんは最後まで見てくれると思います。最後まで踏みやめないで頑張りたいです。

中野 足を使わず負けるのは悔しいもんね。

古性 お客さんも納得できないと思います。

中野 最後に、今年の目標を。

古性 昨年は僕より、松浦(悠士)君がすごく成績が安定していた。今年は安定した成績を出せるようにして、G1もしっかり取って、GPに乗れるように頑張りたいです。

中野 期待しています!