日刊スポーツ新聞社制定「第35回競輪年間三賞」の受賞者が決定した。敢闘賞には松浦悠士(31=広島)が選ばれた。

技能、技能、敢闘と3年連続の年間三賞受賞に松浦は「光栄です」と素直に喜んだ。21年は年頭に挙げた日本選手権優勝の目標をかなえて、年間優勝も10度を重ねた。ただ、「年間を通じてはいい1年だったけど、後半は失速しましたね」と反省も口にする。今年は1年を通じてファンに貢献することがテーマだ。

前走の奈良G3で今年初優勝を飾った。昨年の競輪王・吉田拓矢や復帰戦を迎えた脇本雄太を破っての優勝は価値あるものだ。今年最初のG1となる全日本選抜に大いに弾みがついた。

今年の目標を問われると「賞金王です」と即答した。もちろん悲願のグランプリ優勝も譲れない。この発言も有言実行の男にとって、やれると自信を持ってのこと。実現すれば4年連続の年間三賞も手にするはず。そして、まだ手にしていない「殊勲賞」に輝くだろう。