1月当地で失格をしてしまった荒川ひかり(27=茨城)にとって、今回は雪辱を期すシリーズだった。

予2・6Rは久米詩の後ろに付けたが、仕掛けない久米に業を煮やして内に差し込んでしまった。「久米さんが強いので、ビビってしまった。マーク屋としては駄目ですね」。

決勝10Rは、動けるタイプがズラリと顔をそろえた。「やりにくいメンバーではない。持ち味を生かして、気が付いたら後ろに私がいた、みたいな展開を作りたい」。ガールズ屈指の頭脳派レーサーは、虎視眈々(たんたん)とコースが空くのを待っている。