5Rの準決勝をまくりで制した地元の小原周祐(31=高知)が、A級完全優勝に王手をかけた。直近の4場所で2度優勝しており、地元でますますチャンスが膨らむ。

「自転車のセッティングを変えたり、シューズを変えたのがようやく実を結んできた」。ただし、要因はそれだけでない。準決も前が緩んだとみて早めにバックからまくるなど判断力の適切さも目立つ。

「そういうふうに動けるというのは体調もいいんでしょうね。今はどこからでも行ってやろうという気持ちです。前はレースが小さかった」。今季はS級に上がる競走得点もほぼキープしており、来年はS級復帰が有力。大きなレースで、まだまだ大暴れするつもりだ。