今節は本格デビューを7月に控えた122期生によるルーキーシリーズ。

養成所で11勝、総合成績3位の河内桜雪(かわうち・さゆき=19)は、ここまでシリーズ2節で未勝利。危機感を募らせて前検入りした。

大きな瞳が特徴のルックスと脚力は、同じ群馬で120期の人気レーサー本多優をして「すごくかわいい。しかも強くて、練習でほとんど敵わないんです」と言わしめたほど。

自身は「いえいえ…」と言葉を濁しながら、胸中にあるのはいかにリズムを良くするか。前回四日市の最終日一般戦は斜行し、3着失格の判定を下された。「練習ではタイムが良くなり、トップスピードも高くなっています。ただ、今まではレースで考え過ぎていた。今節は考え過ぎずにいきます」。理想の選手像に、500勝レーサーの石井寛子を挙げる19歳。

まずはガ予1・6Rで、本能の赴くままにオールラウンダーぶりを発揮し、初勝利といきたい。