ナイター開催の最終日12Rで優勝戦が8周回、10メートルオープンで争われた。

青山周平(37=伊勢崎)が2周3角で先頭に立って優勝。稲妻賞は19、20年に続き3度目制覇でG2は8度目、通算では76度目の優勝を飾った。2着は高橋貢、3着には早川清太郎が入った。

10メートルオープンの大外8枠から強烈なスタート一気。先頭で逃げた西原智昭に2周3角で並ぶと一気に抜き去り、そのままペースを上げて押し切った。

「スタート行かないと、と思い、集中して行った。エンジン的にもタイヤも良かった。風が強かったけど大きく影響を受けずに走れた。ただ、コースには気をつけながら走っていた」そうだ。

試走は1番時計の3秒27だったが、「タイムは出たけど、ゴツゴツした感じもあって不安しかなかった。ただ、レースでは跳ねなかった。なんかうまくいきました。1周1角うまく回れて、前を抜いてからはペースを保てるように。風でミスしないように。一つミスすると張っていきそうな感じだったんで」と風対策を意識しながら、しっかり8周回を走りきってのVゴール。

「最高の形? 本当です。なんか、久しぶりにうれしい。最近、うまく合わせられない感じもあったし」不完全燃焼も多かった近況を稲妻賞の勝利でようやくいい方向へと向けられた。

次走は25日からの伊勢崎普通開催。しばらくはずっと地元ばかり走る。次のSGはここ、伊勢崎での8月オートレースグランプリ。じっくり地元の走りを体にしみこませ、オートGP3度目の制覇へ弾みをつける。