ガールズ1期生(102期)として、ガールズケイリンの草創期から人気を支えてきた田中麻衣美(39=新潟)が、10年の選手生活にピリオドを打った。

ラストランとなった5R一般は、3番手追走から流れ込み、3着で車券に貢献した。

レース後、選手仲間から花束を渡され、涙を流しながら「大きなケガもなく、ここまで10年間やってこられました。ガールズケイリンがこの後も10年、20年と続いていくことを願っています」と言うと、大きな拍手がわき起こった。

その後の囲み取材では「今日はこれが最後だと思いながら走っていました。同期も多かったし、今開催は楽しかった。最終日まで悔いなく、しっかり走り切りたいと思っていました。つらい練習をみんなで頑張ってきて楽しかった。支えてくれたみんなに感謝です。10年間はあっという間でした」と振り返った。

競走以外で注目されることも多かったが「それも自分の仕事と思ってやってきました。少しは盛り上げられたのかな、と思います。これからは若い人に頑張ってもらいたいです」と笑顔も見せた。

今後は未定で、少しゆっくりするという。通算751戦4勝、2着20回、3着47回。