渡辺高志(45=栃木)が土つかずの2連勝で決勝進出に成功した。準決11Rは土田栄二の先行に乗ってバックから番手まくり。猛追する吉武信太朗をタイヤ差振り切った。「(番手まくりは)やりたくなかったから、ごめんと思いながら出ていった」と、ばつが悪そうにしていたが、吉武に先着して1着と聞くと「前走が3日間、自力のメンバーだったのが、いい練習になったのかな。絶好調です!」と目尻を下げた。

決勝は堀江省吾-岡本大嗣の3番手回りを即答。位置は遠くなったが、別線には実力者の吉武信太朗や好調の飯塚隼人も控えており展開激化は必至。恵まれた体格を駆使した追い込み勝負で、18年9月以来の優勝を狙う。