黒野元基(26=福岡)がイン逃げを決めて、今年2度目の優勝を手にした。2着は宮之原輝紀、3着には上原健次郎が入った。

駆る67号機は複勝率19・7%と低調。それでも調整にいそしみ「前検に比べて体感は上向いて、良かった」と中堅級に押し上げた。優勝戦の進入は枠なり3対3。スタート巧者の4カド野中一平がスリットを先制し、内3艇を絞り込もうとしたが、黒野がイン先マイを譲らず。そのままバックを伸びてVゴールとなった。「野中さんが見えた時はやばいと思ったけど、先に回れて良かった」と笑顔で振り返った。

次の目標は「記念で活躍できるように。まずはヤングダービーでいい成績を残したい」とワンランク上の走りを目指す。次走は7月鳴門の一般戦を予定。さらなる活躍に期待したい。