ガールズケイリンで一時代を築いた小林優香(28=福岡)が、予選B・3Rに登場する。

自転車競技のアジア選手権(インド)から帰国して、わずか3日。「疲れは抜いてきたし、優勝して帰ります」と、余裕綽々(しゃくしゃく)の表情で前検入りした。

ガールズケイリン選手になって、栄光も挫折も味わった8年間。そこで身に付けた“鈍感力”こそが、ハードな状況に向き合う最大の武器だ。「カナダで落車して、ベストの状態ではない中でアジア選でメダルを取れた。求めた結果ではないけど、次にはつながると思う」。

今大会は入場人員1万人という目標を掲げている。カクテル光線には、優香のワールドクラスの快速まくりがよく映える。きっと満員のホームスタンドを魅了することだろう。