優勝戦は藤岡俊介(39=兵庫)が、人気に応えてイン押し切りを決めた。昨年9月の戸田一般戦以来、通算22度目。尼崎では6度目、オール兵庫は初制覇となった。

スタート展示は枠なりの3対3だったが、本番は2枠白石健(45=兵庫)のピット離れが悪く5コースとなり、6枠吉川元浩(49=兵庫)が4コースを奪って13462・5の5対1の進入となった。急に進入が乱れた影響か、全艇が控えめな踏み込み。藤岡はインからコンマ25だったが、慌てることなく1Mを先取りすると、バック早々と独走態勢を築いた。外マイを放った高野哲史(33=兵庫)が、差した吉田俊彦(44=兵庫)を2Mで振り切り2着。吉田は3着となった。なお、吉川は1Mで転覆失格に終わった。

藤岡は「進入は焦りましたし、スタートはむっちゃ適当に行きましたが、1Mを回って大丈夫かと思いました」とにっこり。オール兵庫は初戴冠となったが「伝統あるレース。いいメンバーで優勝できたことは自信になるし光栄です。このタイトルに恥じない走りをしていきたい」と目をキラキラと輝かせた。

藤岡の次走は19日から24日までびわこ一般戦に出走予定。いいリズムで今年後半は勢いを加速させたい。