嵯峨昇喜郎(23=青森)が地元S級初優勝を懸けて参戦する。デビューから、一気にS級1班へ駆け上がった頃の勢いが戻った。前回の函館G3は決勝進出し、4走全てバック先制から、練習仲間の坂本貴史をG3初Vに導いた。

今節は競走得点トップでシリーズリーダーを務めるが、「やることは同じ。力を出し切るだけ。終わってみれば、いい地元戦だったと言えるように」と実に泰然としたもの。落車禍による腰痛やレースへの恐怖心を拭った地元ホープは、まずは初日特選12Rで充実ぶりを見せる。