準決12Rは地元の小川勇介(37=福岡)が意地を見せた。「最後は気合でした。1番人気だし、絶対(前を)抜こうと。気持ち一本です」。打鐘で坂井洋との連係が外れてしまったが、3番手で立て直すと坂井後位に入っていた菊池竣太朗を差し切った。

この後は寛仁親王牌、競輪祭と2カ月連続でG1出場が続く。そこに向けてフレームやセッティングを微調整している中でも「感じはいいですね」と戦える手応えはある。決勝12Rはしばらく考えた末に「位置は決めずに」とコメントした。「優勝するなら(坂井洋ライン)3番手より、決めずかな」。勝てる位置から直線勝負にかける。