平野和明(41=愛知)が2日目6R、肝を冷やすスタートタイミング、コンマ00のタッチスタートでまくり差した。これで3戦2勝となった。

駆る39号機は前節、荒井輝年が完全Vを決め、当地が誇る好素性エンジンの1基。ただ、平野は、スタートの難しさに悩む。「普通のタイミングで握ると(スタートが)遅れるんですよ。かといって、ある程度、握るとダッシュ乗りが悪い。握った感じとスタートの通過が全く逆だから。起こしは早くしないといけないけど、(空中線の)通過はずっと前にみないといけない」。強烈な伸びと起こしの悪さもあいまって、安定したスタートを決めるのが「難易度A」とのこと。

「ペラはそのまま、チルトの調整だけでいっている」。エンジンのポテンシャルの高さは、いうまでもない。あとは、スタート勘をしっかりつかみ、3日目4&8Rの2回乗りは外枠2走で強烈な伸びを駆使する。