高橋貢(51=伊勢崎)は走路に合わせて1戦ごとに調子を上げてきた。

湿走路の準決勝戦9Rはまくり、イン切り込みと自在に攻めて着実に進出。5周3角で、逃げた渋沢憲司をさばいて連勝した。「晴れは乾いた走路で乗ってみないと状態が分からない。セッティングで上積みを図る」。

上昇機運に乗った王者が、遠州決戦で底力を発揮する。