桐生順平(36=埼玉)が、4カド村上遼のまくりを受け止めて力強く逃げ切り、節間オール3連対の安定感で堂々の優勝。通算15度目のG1制覇となった。最高潮のリズムで気分良く年末総決算の大村グランプリに挑む。

進入は枠なりの3対3。想定通り4カドの快速村上が一気にまくり込んだが、内の桐生と石野貴之が厳然と突っ張り万事休す。桐生がふくれながらも先マイに成功し、後続を突き放した。2着は村上、石野と西山貴浩の3着争いは2周2Mで握りマイの西山が抜け出した。

勝った桐生は「特訓でこのままの伸びだとまくられちゃうな…と。それで伸びを来させました。1Mは4番が見えて、ハンドルが切れなくなって行き過ぎちゃったけど、エンジンに助けられました」と振り返った。17年以来、2度目の1億円ゲットへ最高のプロセスを刻んだ。