斉藤仁(45=東京)が3日目2、1着にまとめ、得点率8・80まで上昇。得点率9・20の西村拓也には届かなかったが、予選を2位で通過し優勝戦は2枠をゲットした。

特に3日目10Rは1枠杉山裕也の前半レース負傷欠場により5艇立て。2枠だった斉藤にインが回って来る形になっての逃げ切りだった。「インコースだから1等で出てこれた感じ。初日よりエンジンもペラも合ってきて良くなっているのかなと思うけど、伸びきれば半分行かれる足ではないが、行き足含めれば心もとないかな…」と駆る36号機の気配は悪くないが、もう少し上積みが欲しいのも、正直なところらしい。

「今節のエンジン相場で言えば、上位はないと思います。(優勝戦は)2枠ですか? 差し切る足はないかもしれない。スタートしてから伸びて行く感じはない。面白くないんで整備を含め考える」さらなる気配アップに、熟考の末、エンジン整備をする含みも持たせた。

「今節、スタートは遅いが勘とは、ずれてない。今年まだ優勝してないので、御礼も兼ねて…。まずは無事故で、優勝できるよう、頑張りたい」。地元戦でもあり、気持ちのこもったレースで2コースから鋭角差しで伸び切って今年は初、江戸川では7度目のVを狙う。