日刊スポーツ新聞社制定「第35回オートレース年間三賞」の表彰式は、今年も新型コロナウイルス感染症対策の影響で中止となった。女子特別賞の佐藤摩弥(30=川口)はリモートインタビューで喜びを語った。

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5年連続の女子特別賞を受賞した佐藤摩弥が、今年への思いを語った。「昨年はもらい事故を含めて落車があったりしたので、あらためて事故のないレースをしたい、でも、勝ちたい」。

21年から22年にかけて不振に陥ったが、整備スタイルを変えて、昨年秋から流れが変わった。「(整備面での変化は)大きくは変わっていない。モータースポーツなのでエンジン次第だなと感じている。自分の努力よりは、たまたまエンジンが良くなってくれたとか。しばらく(地元川口)は消音マフラーになる。消音マフラーに合わせられる整備を身に付けていかないといけない」。

さらに、後輩らの頑張りも影響を受けている。「すごいなと感心している。特に、35期はレベルが高い。同期の中で負けたくないという気持ちが、いい方向にいっていると思う。先輩たちも刺激をもらっている」。今年はS級返り咲きとともに、ビッグ戦線での活躍が楽しみだ。