上原健次郎(27=福岡)が“上原”を超える。上原崚(27=東京)とは同い年、同じ沖縄出身。互いに大学まで野球に打ち込んだ。

「電話で『おめでとう』と話すと、『やり過ぎてしまった』と言われてしまいました。先に向こうが優勝したので、僕も早く優勝したいです」

23年2月の多摩川ルーキーシリーズで、崚が先にデビュー初優勝を決めたことが刺激になった。

高校時代から存在は知っていた。健次郎が那覇西、九共大なら、崚は興南から中部大に進んだ。くしくも同じ野球からボートレーサーの道を歩むことになる。

「レースはよく見ています。よく連絡を取り合ってるし、お互いに(ボートレース)甲子園を目指そうと話してます」

先にボートレース甲子園に出場を果たすためにも、勝率を少しでも上げたいのが本音だ。

3日目は4R1枠の1走。インから伸び返して押し切った。「エンジンは本当にいいです」。2節連続で優出中の28号機を信頼している。

得点率は11位。予選ラストの4日目は6R2枠、12R5枠の2走だ。トップ級の機力を味方に、まずは予選突破を目指す。