平和島クラシックでSG初制覇した土屋智則の師匠、橋本久和(52=群馬)が、弟子へ祝福の言葉を贈った。

「もう、うれしいですよ。(弟子として)一生懸命やってくれたし。彼のお父さんがオートレーサー(土屋栄三さん、故人)でその背中を見て育ったからね。あとお姉さん(土屋千明)もいて。そういう環境があったから、今の智則があると思う。僕は特に、ああしろ、こうしろとは言ってないし、やらせたつもりもない。普段も師弟関係というよりは友達みたいなもの。優勝戦の平和島は、どこからでも勝ちそうなところだし。何が起こるかわからないから気になっていた。そんなにインが強くないところで勝ち切れて、運も兼ね備えていたんじゃないかな」。見事にビッグタイトルを勝ち取った弟子を誇らしそうにたたえた。

橋本自身も4日目2走が準優勝負駆け。準優進出ボーダー7・50だと2走16点が必要だ。「足は普通だね。ペラだけやります」。4日目7&12Rで、弟子の頑張りに応えるべく、師匠が気合走りを見せる。