チャンプ決定戦2着となった富永夏哉人(19=佐賀)は、「すごく悔しい」と唇をかんだ。

同メンバーで行われるプレ戦では2コースまくりで勝っていたこともあり「まくろうと思っていた」とレースイメージを組み立てていたが「スリットの隊形でまくりは無理と思って、差すしかなかった」と作戦変更を余儀なくされた。ただ、「バックに抜けてからは道中勝負だと思っていたけど届きませんでしたね」とデビュー前とは思えない分析力で振り返った。

現役の競輪選手でもある父の昌久からは「調子がいいときもあるけど、結局は一時的なもののことが多い。やっぱり積み重ねが大事」とプロレーサーとしてのアドバイスを受けた。

デビューに向けては「気持ちでは負けていなかったと思うし、これからリベンジです」と目を輝かせた。