ベテラン浦山一栄(51=東京)がチャレンジ準決3Rで、ルーキーを手玉に取った。

前受けの佐藤壮志も突っ張る気満々だったが「俺も100%切ってやろうと思っていた」。早々と6番手で車間を空けていた浦山は、待避線目がけて一気に踏み込んだ。「佐藤君があれ? っと思ったところで行こうと思った。作戦成功」と、にやり。

結果、打鐘4角からカマしてきた佐藤の番手にはまった浦山が、2着で決勝進出を決めた。「あれしかない。若い子が強すぎるから無理だよ。俺は離れ待ちだから」と言いながらも、してやったりのレースに最後まで満足そうだった。