河野通孝(40=茨城)が大ピンチを自らの力で克服した。予選11Rは蕗沢鴻太郎の番手だったが、その蕗沢が当日欠場。絶好位→目標不在と状況が一気に悪くなった。それでも道中は中団、中団と回り、2角からまくって快勝。「不安しかなかったけど『なるようにしかならない』と思って、気持ちだけは負けないように走った」とホッとした表情で振り返った。
7月の福井G3決勝(8着)で、藤井栄二の番手で地元脇本雄太に競り勝ったあたりから、ずっと好調が続いている。準決12RはG1オールスター覇者の真杉匠の番手に組まれ「しっかり付いていきます」と気合を入れ直した。