東口善朋(44=和歌山)が意外な並びから今年4度目のVを狙う。決勝メンバーが出そろうと「根田(空史)君が空いているでしょ? 付けます」と即決。地区も期も全く違うだけに初連係かと思われたが「1年か2年前の名古屋で付けたことがあります。あの時は先行してくれました」とよどみなく続けた。

その21年12月の名古屋F1初日特選は即席ラインだったが、根田が打鐘から駆け、東口は2着に入っている(根田は4着)。今回は3番手に川口公太朗も続いてラインが最も長くなるだけに、根田も駆けやすい。オールスター覇者・真杉匠という強敵はいるが、展開を見方に東口が抜け出すケースもありそうだ。