前期S級の寺沼将彦(31=東京)が8月静岡以来のVゾーンに入った。

ここまで未勝利ながら、初日特選は単騎で他を揺さぶり、準決は突っ張り先行した地元の土田栄二を好ガード。前検日に話していた通り、動きが俊敏で充実一途だ。

決勝7Rは1番車を背負い、「初連係。しっかり番手の仕事をこなす」と、北日本単騎の猪狩祐樹マークで挑む。

猪狩は特選も準決もパワフルに仕掛けて連勝と絶好調。渡辺一成が音頭を取り、高橋晋也らとともに臨んだ合宿練習の効果がてきめんのよう。

この絶好の位置を回る寺沼が、果たして首尾よく追い込むか注目したい。