伏見俊昭(47=福島)が新年初レースを1着で飾った。1予1Rで全幅の信頼を寄せる高橋晋也の先行に乗り、後ろ(3番手)の小橋秀幸まで連れて北日本ライン独占で決めた。

伏見にとって、昨年は苦しい1年だった。初勝利を挙げるのに5月までかかった。さらに、「去年の初レースが地元で7着だったからね」と振り返る、散々なスタートだった。一転して今年は白星スタートを切り、会見でも笑みを浮かべながら、「(1着スタートは)気持ちいいですね。今年は気分よく走りたいです。もう1度、大舞台に戻ってトップクラスと走りたいです」と前を見据える。04年アテネ五輪では、チームスプリント競技で銀メダルに輝いた。20年後の五輪イヤーで、熟練の「いぶし銀」のごとく輝いてみせる。